特別編 特別編
    Photo：piguさま ありがとうございます |
諸般の事情（･･･骨折ともいいます）でしばらく単車に乗っていなかったので何だか久しぶりのレースです。まともに練習も出来てないから、きっと体力はガタ落ちだろうなぁ。まだ右腕は細いみたいだし筋肉もプヨプヨな感じです。おまけに下腹部にも贅肉が、、トホホ。だけどこれ以上 試合に出ないままだと心と体に悪いので、出るコトにしました。レース前はいつもですが、ウキウキでドキドキな気分です。ま、梅雨時期なのに雨が降っていないので、ひとまずはウキウキですね。 朝、コースに着くと開幕戦より駐車場には余裕があります。＃９イッセイくんがイイ場所を教えてくれたので、そこにクルマを停めるコトにします。とてもイイ場所でウレシー！ありがとー！ 選手受付をし、エントリーリストを見ると、ＮＢ２・ＮＢオープン共に約４０台のエントリー！！トランポの台数は少ないように思いましたが、ＮＢの参加台数はけっこう多いんですね。あぁ、予選には通りたいよー！！
【練習走行】 コースの状況を確認しつつ、少しペースを上げつつ走りました。そして走りながら何となく感じました。 『大丈夫や！オレ、そんなに遅くない！！』 ド久しぶりのレースだし、練習もチョビっとしか出来てませんが、とてつもなく遅いワケでは無さそうです。 『たぶん決勝はタレタレでロクでもない結果しか残らないだろうけど、予選には通りそうだぞ！』 練習走行後、こんなコトを思っていました。
【ＮＢ２（１２５）予選】 グリッドを決めるクジを引くと、１０番。ま、平凡なクジです。中央近くのかなり良いグリッドに入れました。左隣は＃０５迫田選手です。後ろからこんな声が聞こえました。 「＃３７はスタートがイイぞ！！」 だ、誰だ？こんなコトを云ってんのは？？と思い、振りかえると、そこにはニコニコしている迫田さん！（←迫田選手のお父さん）そんなプレッシャー、やめて〜〜（笑） そして、ヨーイ ドン！ ワタシは反応が悪かったみたいで少し出遅れます。左隣の＃０５迫田選手は当然イイスタートでワタシの前に出ます。さらに右隣のライダーがワタシの前に！！行き場の無いワタシは思わずアクセルを閉じてしまいました。ワタシの視界には出走ライダー全員の姿があります。アチャー、やってしもたー、スタート大失敗だ〜！！ スタート後の１コーナー、ワタシの進路上で誰かがコケました。うまく避けれず、ほぼ一旦停止、ほぼ最後尾。。再スタートしますがビリだと思われます。走り続けますが、大集団だと皆ペースが上がりません。グイグイ前に出るコトもできません。むむむむ、これは困った。１周目の終盤、コーナーを抜けた直後で何台かがカラんでコケてます。行き場が無くなったワタシは再度、一旦停止。。ヨタヨタと避けて、再スタート。。トホホホ、これがスタートで出遅れるってコトなのかー。。 そんなこんなで、前は＃８２ワタナベで、その前にも選手が走っています。ペースはかなり遅いです。ワタナベを抜いたりしますが、ムリして抜くものですから、すぐに抜かれてしまいます。オヒオヒ、こんな所でバトルしてる場合じゃないぞー！！ サインボードによると１４位、これでは予選落ちです。２人抜いたら通過でしょうが、うまく抜けません。コケそうになったりもしました。どーしたらイイんだーー！？
で、、結局そのままで予選落ち。。
…情けない、、悔しい。。涙が出そうになりましたがオッサンが予選落ちして泣くなんてカッコ悪すぎるので堪えました。八つ当たりしそうになりましたがオッサンが予選落ちして暴れるなんて恥ずかしすぎるのでガマンしました。「ハハハハー、落ちちゃいましたわ！」と余裕の態度を取りたいのですが、そんな演技力もありません。 ３周走ったのに体は全く疲れていません。それが悔しさを増幅させるようです。平静を装おうとするのですが、うまくできていないようです。胃液が少し逆流してきました。悔しさを腹の中に抱えているせいでしょうか。 予選は通過できそうだと甘っちょろい勘違いをしていたバチが当たったのかもしれません。ワタシがまだまだ、あまりにもヘタクソでヘナチョコなコトを改めて思い知らされました。
【ＮＢオープン予選】 『背水の陣で挑まないと門前払いになる！』 ＮＢ２の予選で思い知らされました。今回はスタートを失敗しないようにするぞー！！ クジを引くと、なんと２０番。。出走台数やんかー（泣）。 （なるほどー、ＭＸのカミサマよ、そうくるか！よーし解った、何が何でも予選に通ってやる！） グリッドに入るのはもちろん最後です。最もイン側か、最もアウト側しかありません。アウト側の方が真っ直ぐに行けそうなのでアウト側のグリッドに付きます。 そして、ヨーイ ドン！うーん、、ま、バッチリではありませんがそれなりのスタートのようです。１コーナーは１０位〜１２位（？不明）あたりだと思います。 １周目の旧トリプルの着地付近、上位ライダーで多重クラッシュが発生したようです。黄旗が振られる中、コケてる人をかわしつつ、１周目を６位あたりでしょうか。 ２周目、下の大きなテーブルの次の左コーナーでＫＸ−Ｆの人に抜かれて７位に落ちます。で、そのまま３周を走って、予選通過できました。ハァー、良かった。やっぱりそこそこのスタートをして、序盤のゴチャゴチャに巻き込まれず、転倒せずに走りきるコトが大切なんだなぁ、アタリマエですが。
【ＮＢ２（１２５）決勝、、、の見学】 悔しくて見学するのもツライところですが、次のレースに活かすために、少し位は見学せずにいられません。おぉ！かなりの接戦だー！！よーし、オープンで頑張ろうっと！（←すでに自信は無いのですが。。） あぁ、それにしても このレースに出たかったなぁ。。と、いつまでも悔しいワタシでした。
【ＮＢ１（２５０）決勝】 ＮＢ２の決勝が終わってから３０分もしないウチにＮＢ１の決勝が始まります。トリプルエントリーのライダーは大変なのですが、ＮＢ２を予選落ちしたライダーはトリプルエントリーでも大変ではありません。（←ワタシです） クジを引くと、、１３番。。出走台数も１３台。。２連続でビリのクジです。こんなコトってあるんですね。いつぞやは連続で１番クジだったのに。。 そしてヨーイ ドン！それなりの反応だったとは思うのですが、単車がどんどん左に行ってしまいます。 （ありゃー！なんでソッチに行くのー！） 左隣の＃２３やっさんと当たりそう（当たってたかも。。）になります。かといってアクセルを戻すワケにもいかず、そのまま進路を修正しつつ１コーナーに向かいました。 （ゴメン、やっさん。堪忍な！） １コーナーは５〜６番手のようです。よーし、ガンバルぜー！！ ところがどっこい、、ペースが上がりません。ジャンプこそ跳びますが、全般に遅いのです。解っちゃいるのですがうまく乗れません。後ろから誰かがプレッシャーをかけてきました。抜かれてしまうと＃８２ワタナベです。彼も今回、借り物の単車でトリプルエントリーをしているのです。ジワジワと確実に離れていきます。あぁ、ガッカリ。 その後、どなたかを抜いて、サインボードを見ると５位のようです。しばらくすると、また誰かが追いついてきました。真横に並ばれたので知らんプリをしつつチラっと見ると、＃５塾長です。さっき走ったばかりなんだし、バテてもらえると嬉しいのですが。。何度も並ばれるのですが、ずっと知らんプリです。ジャマだろなぁ＞ワタシ。 ブロックし続けていると、旧トリプルを過ぎて２つ目の左フルターンで、イン側をズバっと抜いてきたのは赤い単車です。それは＃９イッセイくんでした。やはり借り物の単車で前回の三木からトリプルエントリーです。 （あちゃー、抜かれちゃったよー） その次の右コーナーの立ち上がり、アウト側から＃５塾長にも抜かれました。これで一気に７位に落ちました。なんとか付いて行こうとはするのですが、どんどん離され、そのまま７位でゴールです。うーん、、アカンなぁ。
【ＮＢオープン決勝】 『たぶん、このレースはバテて後半ペースが落ちて、ガッカリするわ。』 そんなコトを仲間と話して、ダメダメでも落胆しすぎないように予防線を張っておきました。 そしてヨーイ ドン！１コーナーは１０〜１２番程度でしょうか。 １コーナー、２コーナー、３コーナーと危険なテンションに満ち満ちたコース上です。３コーナーの途中、イン側から＃４池田くんに抜かれました。そして超接近したままジャンプに向かおうとすると、池田くんの単車とワタシの単車が引っかかったのか、ワタシがハンドルを切っても単車がピクリとも動きません。 （ヤ、ヤバい！コ、コケてしまう〜！！） ビビりまくりながら、そのままジャンプを踏み切ると、引っかかりが外れたのか、動けるようになりました。あぁ、恐かったー。 ゴチャゴチャっと１周目が終わり（←スンマセン、よく憶えてません）、旧トリプルに来ると、黄旗が振られています。チラっと見ると＃９イッセイくん！コケて痛そうです。 サインボードによると、今、７位です。きっと他にも序盤に速いライダーがコケていると思われます。周回を重ねていると、３コーナーで＃２ＫＴＭの戸塚選手に抜かれました。どんどん離れていきます。これで８位。 そのうち真後ろから２ストの排気音に煽られ始めました。後ろを振り返る余裕など無いのですが、またまた（涙）３コーナーでイン側から抜かれました。あっ、やはりレディースの＃７１冨田選手でした。ＲＭ８５Ｌだし、インからワタシを抜いて車速が乗らなかったせいか、旧トリプルのダブルを冨田選手は跳ばないようです。ワタシはココで彼女を抜いておかないと他で抜くトコロなど無いことを知っています。なぜなら先週の練習で後ろを付かせてもらって、チギられているからです。なのでワタシはＷを跳び、抜きました。なんだか直線番長みたいで（←いや、その通りだろ！）申し訳ないんですが、レースなので勘弁してやってくださいね。 その後は３コーナーでインを締めて走るコトにしました。いつ、どこで抜かれるのか、ビクビクもんです。 どなたかが出してくれているサインボードにＬ２と書かれています。（たぶんチームクロスのボスだと思います。違うかな？余裕が無いんでボードまでしか見れないんです。。）なんとか逃げ切りたい！！ そのうち後ろの単車の音が小さくなりました。 （アレっ？ペースが上がってるワケではないのに！？） 頭の片隅でそんなコトを思いつつ走っていると、後ろから 「どけーーー！！」 殺気だった声が聞こえます。その瞬間は何のコトだか解らなかったのですが、次の瞬間に全てが解りました。＃０５迫田選手と＃０４上佐選手がビュンビュンと一気に抜き去って行ったからです。ハイ、周回遅れにされました。ってコトで、この周回でチェッカーでした。
【まとめ】 この日の採点結果が出ました。モトクロス尋常小学校の先生によるものです。
【さいごに】 今回のレースでは、ケガをされたライダーが結構多かったように思います。一日も早い完治を心からお祈り致します。 ２００５．６ ＴＣアニキ
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