特別編

'05近畿モトクロス選手権シリーズ第8戦

ウッズ下市 2005年7月24日

■参戦レポート:05年近畿選手権第8戦 ウッズ下市(05年7月24日)

【練習走行】

前週とは異なり、相当な量のウッドチップが撒かれた路面です。前週しか練習できてないので不安だったのですが、走行してみると 少なくとも今年3月の3戦目よりはマシに乗れているように思います。非常に暑い中なので疲れすぎないように走りました。
走行後、サポートに来てくれたUZによると、

「前回の下市のレースの時よりは体が動いてるし、だいぶマシやで。」

との事。一応練習した甲斐があったな、と少し喜びます。が、、

「でも皆はもっと速いようでもある。」

うーむ・・やはりそうか。

 

【NB2予選】

予選は2組で13台取りで、各組で3〜4台が落ちるようです。通りたいよー!!クジを引くと、10番。ま、こんなもんでしょ。。
キンチョーでバクバクしつつ、よーい ドン!の直前に何台か左側の青い単車がフライング!(に見えました)こりゃ赤旗再スタートかな、と思いつつスタートすると、そのまま続行です。うーん、、イマイチのスタートですが、それでもヒトケタ順位で1コーナーをまわり、1周目は6位(?)です。

『無転倒で順位をそこそこキープできたら予選を通れる!』

と思いますが、ワタシのペースが遅すぎます。ウープスや各コーナーで抜かれまくり、3周の予選を10位でフィニッシュ。ゴール直後、後ろを確認すると、4〜5台が連なっていました。ワタシが集団の先頭でジャマしてたようです。。今回もスタートに助けられたカタチです。ま、何とか通過できてホっとします。

 

【NBオープン予選】

オープンの方がNB2より台数が多く、各組で8台位が予選落ちです。NB2の予選から考えると、、、ワタシ、落ちてしまう〜!!クジを引くと、例によって、ビリクジ。もっと安定して上位のクジが欲しいなぁ。。
キンチョーのせいか暑さのせいか、スタート直前、何だかカラダにチカラが入らないような感覚です。そして、よーい ドン!
今回はある程度イイ感じで出れました。アウト側と前に数台が並んだ状態で、1コーナーに入りました。ワタシが最もイン側なので、そのままインで曲がると、、アウト側で数台が絡んでコケたようです。そのまま1コーナーを抜けると、なんと!!トップです!前に誰も見えない状況でウープスを走ります。

(こんなコトがあってイイのか??いや、Eんだろ!?なんだかキモチE〜!!)

1位のまま、どんどん走り続けます。

(??アレ?おかしいぞ?もしや赤旗中断で皆、スタート地点に戻ったのかな?)

不安になり、コースが折り返した辺りで後ろを確認すると、皆、走っています。

(レースは続いてるんだー!!オレ、今ホントに、1位なんだ〜!!)

まだまだ走り続けます。

(おいおい、どないなっとんねん!ま、ええわ、いこいこ、焦るな焦るな、ペースキープや!!)

半周以上が過ぎた 逆バンク手前あたりで、ようやく後ろからバオンバオン吹かして煽る、4ストロークの音が聞こえだしました。譲るワケでも無く、普通にチンタラと(本人はそれなりに一生懸命)コーナーを立ち上がると猛烈な勢いで抜いていったのは#34田崎選手。

(ま、抜かれるのは順当やな。とっても速い選手だし。)

と思いつつ、走り続けます。この後、ペースの上がらないワタシはアチコチで抜かれまくります。そして7位でフィニッシュ。1周目の途中まで1位だったのに、残りの2周で6人に抜かれたコトになります。。いくらスタートが良くても、ペースが遅いとこうなるのは当然です。3周の予選でさえコノザマでは10分間の決勝が思いやられます。。

 

【NB1決勝】

午前中の最後に、予選の無いNB1の決勝が始まります。あまり乗り慣れてない2スト250ccだけど、頑張るぞー!で、よーい ドン!スタートは中段です。走っている感じはそれほど悪くありません。しばらく周回を続けます。サインボードによると5位で周回しているようです。ワタシの実力だとコレで上々です。前は結構離れているし、後ろもそんなに近づいているようでもありません。

(よーし、ココはこのまま逃げるでー!逃げろや逃げろ〜!)

ところが、、前回のレースから洗車しただけのCR250、クラッチが繋がる位置が、なんだかやたらと近いのです。マッドのレースでクラッチ板を減らしてしまったからでしょうか。2本指操作でうまく切れないのです。疲れてきてからは、余計にそう感じます。

(アチャー、乗りにくいよー!整備不足だー!!)

なんとかダマシ騙し走っていました。が、ある周(3〜4周目?)、インをクルっと回るコーナーでプスン…とエンスト!クラッチを切れずに後輪をロックさせてしまったようです。

(ヤってしまったー!!早くエンジンをかけないとー!!)

左足を地面に付くと右足のヒザ裏がシートの上に乗るという短足のワタシ、、キックを手で出して、飛び上がってキックを踏んで、、そんなコトをやっているウチにドンドン抜かれます。追い抜かれざまにコツンコツン当てられます。もろライン上でのエンストだけに、かなり迷惑なようです。。

なんとか再始動し、前を追いかけます。サインボードによると10位。トホホー、ほとんどビリだー、身から出たサビだー。。追いかけていると前が近づいてきました。あっ、#23やっさんではないですか?トラブルがあるのか、転倒でケガをしたのか、ペースが上がらないようです。抜いて進みます。

おっ、次に前に見えるのは#82ワタナベじゃないか!むむむ、抜くぞー!!一度は直後まで近づきました。ところが、、抜く程のスピードがワタシにありません。ワタナベの前に黄色い単車が近づきます。

(よっしゃ、2台抜いたら7位やで!)

と思いつつ、しばらく追いかけていると、、ワタシがヘバりました。なんと最終ラップ、ワタナベは前を抜くのに成功しています。ワタシは指をくわえて、そのシーンを数メートル後ろから眺めていました。
そして9位でゴール。。ハァー。。

 

【NB2決勝】

予選での順位、そして感触だと、実力的には20位に入れるかどうか、つまりポイントがあるか無いかのギリギリレベルだと思われます。少しでも上位に入りたいものです。
オープンの予選のようにスタートから前で走りたいものです。そして、よーい ドン!!トホホホー、ミスです。集団の中に埋もれてしまいました。それでも少しでも前に行こうとイン側で1コーナーを曲がりました。すると直前の選手がイン側にコースアウトしてフラフラしてます。

(イカン、これはコケるに違いない!)

思わずアクセルを緩めた瞬間、数え切れない選手が抜いていきます。おまけに直前の選手はコケずに復帰。

(なにやってんだ〜 > オレ)

前の選手に付いて行こうと頑張ります。あぁ、どんどん離れていきます。周回を重ねますが、コケてる選手だけ抜き、後ろからどんどん抜かれます。サインボードによると、21位。。少しガッカリしつつ、力の入りづらくなった体で走り続けます。
終盤、#05迫田選手に抜かれました。

(アレ?もう周回遅れにされた?ってコトはこの周でゴール??)

違いました。最終ラップではなく、ラスト2周の時点で周回遅れにされたのです。。

結局、転倒した選手が何人かいたようで、19位。。予想通りではあるものの、、ショボン

 

【NBオープン決勝】

(オレはだいたいオープンの方がチョーシイイんだ。次はイクぜー!)

そんな強がりを自分に言い聞かせて、よーい ドン!なんだよー、イマイチなスタートだよー。それでも10位あたりで1コーナーを曲がり、ウープスに入りました。ウープスは砂埃で数メートルの視界しかありません。

(見えないよー、恐いなー!)

そんなコトを思っていると、視界の右端に青い物体が現れました!YZの選手が転倒しているようです。ワタシの進路では無かったので接触しませんでしたが、誰かが接触しなければイイんだけど、と少し心配です。
やはりワタシのペースは遅いようです。どんどん抜かれます。これでもか!!と抜かれまくります。そのうち、体力が売り切れました。コケている人を避けようとラインを変えるのもフラフラです。一度コケてしまった選手を抜いても、半周後くらいにもう一度抜かれたりします。相当に遅いようです。終盤、#71冨田選手にも抜かれました。フィニッシュ前のストレートで85ccに抜かれました。。もうアクセルを開けるコトもロクロクできていないのです。。

ラストラップ、後ろは#82ワタナベです。もうツッパル元気も無いのですが(といいつつチョットは頑張った?)、最後までなんとか抜かれませんでした。
こうして21位。。とても悲しいけど実力です。

 

【まとめ】

今年の3月よりは上達している、そんなような気はするし、実感も少しはあります。でも周りの選手は、もっと速くなっているんだと思い知らされました。言い訳をするつもりは毛頭ありませんが、ここのコースを重点的に練習されたのか、下市を得意とする選手が何人か居らっしゃるようにお見受けしました。そんな選手達に一言!!

『参りました!』…

次は負けません。首を洗ってお待ちください。(←ウソです。何度でもヤラれてしまう予感さえあります。。)それにしても転倒なしで、それなりに頑張って走りきっても20位前後(ほぼ完走者ビリ)とは、、ワタシの実力通りだけにガッカリもヒトシオです。

ウッズ下市、ホントに難しいコースです。何よりカラダに厳しいです。なぜこんなにバテてしまうのでしょうか。ワタシはタバコも吸わないし、基礎体力がそんなに劣っているようにも自覚していません。むしろ体力に自信さえあるくらいです。なのに、腕のみならず脚・腰・首等の全身がバテバテになってしまうのです。何かを、あるいは全てを基本から見直す必要があるようです。>ワタシ。

 

レース後、近畿選に初めてサポートに来てくれた某こや〜ん(過去のRR仲間、これからはMX仲間)にワタシはグチをこぼしました。

『オレ、確かに下市は練習不足なんやけど、少しでも練習不足を補おうと、先週は土日共 ココで泊まって練習したんやけどなぁ。コテンパンにヤられてしまったわ。久々に前後タイヤを新品で組んできたし、前フォークも昨日OHを手伝ってもらったのになぁ。人間がヘコタレだと意味が無いよなぁ。。』

某こや〜ん(本名こやま)は云いました。

「いや、きっと意味はあったハズ。土日練習や新品タイヤが無ければ、予選落ちだったに違いない!」

そ、そやな。。次はもう少しマシな結果を出すよ。次がダメなら、その次。その次がダメなら・・・(以下同文 哀)。

 

【最後に】

今回も友達がアベック(死語?)で応援に来てくれました。嬉しいものです!その彼女の方が云いました。

「スタートしてしばらくは頑張れ〜って飛び跳ねて応援してたのよ。でもドンドン順位が下がっていくから、なんか応援するのが恥ずかしくなってきて、そのうち応援のテンションも下がっちゃって。。彼氏なんか、トップの選手ばかり見て、スゲーなー!って喜んでたわ。ホント上位はカッコイイねー!え?まだ子供なの?スゴイねー!!
あ、そうそう、オープンの予選は驚いたよ。まさかトップを走るなんて思ってもいなかったし。でもね、その後、あんなにドンドン抜かれるとも思ってなかったけど。」

そ、そうでしょうね。。ヨタヨタと抜かれ続ける#37より、グイグイと抜き続ける#05を応援する方がキモチイイですよね。

いつかは応援してくれる仲間が鼻高々な気分になる、そんな選手になりたいものです。え?ムリ??んなコト、云ったらダメ〜〜!!

 

2005.8 TCアニキ

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