特別編 特別編
ようやく鎖骨骨折から復帰するコトにしました。痛みなど一切消え失せ、バリバリでサイコーに絶好調です！（←はい、ウソです）レースまでにほんの少し練習に行きましたが、正直云って、うまく走れません。気持ちからビビリが抜けきっていないだけでなく、体力（持久力）が大幅に落ちています。トホホホー、４月の頃の方が上手に走れてたよー。。おまけにＮＢのライバルは皆、とても速くなってるよー。付いていけないよー。クヤシイよー。やっぱりケガなんてするもんじゃないなぁ。。まぁエエわ、現状でボチボチ頑張るコトにしましょ。
【前日のタイヤ交換】
チキンランドは路面が硬いので、ハード路面用のタイヤに履き換えるつもりでした。ところが、土曜日は朝からずーっと雨、それもドシャブリでハードかつヘビーなレインです。明日は晴れるようですが、これだけ降ればチキンランドのハードな路面もマッドになるに違いないのでソフト路面用のタイヤにしました。
【当日のコース確認】
コースを歩いて、状況を確認しました。やはり路面はマッドです。場所によっては足首まで埋まります。
ＵＺ ：「おっ、鹿の足跡や！鹿もこれだけ埋まりつつ歩いてるんやなぁ。」
ワタシ：「し、鹿？？そんな獣がこの辺りにはウロウロしとるんか？？」
ＵＺ ：「何言ってんねん！こんな山奥やし、居てアタリマエやで。」
…そうらしいです。ここはチキンランドならぬディアランドか？？
裏の降りていった箇所は、練習の時のコーナーは使われず、一直線に上っていく設定です。迫力ある直線は、まるでＡＭＡナショナル！（行ったコトはありませんが、そんな感じ？）また、水が流れた部分の砂が流されて、コースがエグれている所もあり、岩が見えている箇所もあります。色々とヤバそうな雰囲気。。
【予選にまつわるエトセトラ】
ＮＢ２で予選があるようですが、エントリーリストには予選の組分けが書かれていません。アレ？やっぱり予選は無くなったのかな？と思い、訊いてみると、どうやら主催者の書き忘れのようです。後ほど貼り出されるとのコト。なんちゅーか、、ファジーですねー。
組分けが張り出されたたので、見にいきました。アレ？出走台数を数えると、予選落ちが無さそうなんだけど？と思い、訊いてみると、スタートグリッドに入る順番を決める為にＮＢ２だけは予選をするとのコト。なんちゅーか、、自由な運営ですねー。
【ＮＢ２予選】
「エエか？予選はグリッド決めだけで、落ちるコトは無いんやから、コケんように走らなアカンで！こんな予選でケガでもしたら、アホやで！！」
サポートに来ているＵＺが何度も云います。そんなコト、解ってるがな。ダテに何回もケガしてるワケじゃないぞー。
やはりクジは悪く、ほぼビリです。最もイン側しか空いてないから、そこに入りました。落ちるコトが無いとはいえ、久々のスタートにややキンチョーしつつ、ヨーイ
ドン！
ん？むむ？？発進して約２メートル、前に誰も見えません。どんどん進みます。これはホールショットか？と思いつつ、１コーナー入り口でアウト側に青いバイクが見えました。ツッパるワケでも譲るワケでもなく普通に１コーナーに入ると、軽くかぶせられて抜かれました。チラっと見ると＃３４田崎選手です。さすがに速いなぁ、と思いつつ、上位のまま走ります。路面はとても軟らかい部分もあります。１周目の終盤、＃０５迫田選手にも軽〜く抜かれます。きっとスタートで出遅れたんでしょう。
２周目、高いテーブルトップがイケるような気がして跳んでみました。ジャンプの上りの斜面がやや荒れてた為か、空中で後輪が横に移動します。とりあえず、越せたんですが、もっとフラれたらコケるかもしれません。恐かったので、もう跳ばないようにします。。
どんどん抜かれ続け、結局８位（？）くらいで予選を終えました。
「あのなぁ、危ないんなら跳ばんでもエエやろ！！」
ＵＺに云われます。そんなコト、解ってるがな。跳んで初めて危ないコトに気付いたんやがな。恐かったから、もう跳ばんがな。。
【ＮＢ２決勝】
そこそこ良いグリッドに入ると、左隣は＃０５迫田選手です。色んな人に、お？復活か？等と云ってもらい、なんだか嬉しい気分です。
いよいよ久々の決勝です。１５秒前のボードが出ます。そして５秒前のボードが出ましたー！！すると！
「ウォー！！○△□〜〜！！」（←＃０５迫田選手）
と、気合いの入った叫び声が左隣から聞こえるのです！そっかぁー！それが全日本流ってヤツかぁ！ワタシも間髪いれず、気合いいれて絶叫するぜー！いつも叫びたい衝動をガマンしてたんだー！！
「うおおーーーー！いったるでえーーーーー！」（←ワタシの絶叫）
１５歳の少年に声の迫力でまで負けるワケにはいきません。（走れば１０００％タコ負けしますが。）３６歳のオッサンの迫力（？）に怯めー！ついでに右隣の選手もビビって縮みあがっとけー！
（ムフフフ、ホールショット、頂くぜー！）
そんなコトを思いつつ、スタートォー！！発進してすぐ、後輪が空回りして横に流れてしまい、スタート大失敗です。情けなーい、なーにが、うおおー！だよ。。まさしく気合いの空回りです。
後方からのレースです。速い人に抜かれつつ、コケた人だけ抜きつつ、走り続けます。３周目あたりからバテバテです。。それでもワタシより遅い数人だけ抜いて、後ろの方の順位でゴールです。（後日
確認すると１３位だったようです。）やはり練習が足りないので、予想通りイマイチです。。
フィニッシュラインあたりで仲間が笑顔で手を振っています。それを見て思い出しました、このレースでＮＡ昇格が決まったのでした。今シーズン昇格した中では、日本で３番目くらいに遅くてヘタなはずです。。
【ＮＢ１決勝】
いつも通り少ない台数ですが、頑張っていってみよー！で、ヨーイ ドン！おっ、今回はなかなかイイ感じです。３番手くらいでしょうか。（憶えてませんが）＃５塾長に抜かれ、＃７山本さんに抜かれ、５番手あたりで周回します。前はグングン離れ、同じペースで走れそうにありません。序盤からバテバテモードです。トホホー。でも後ろも近づいてくるワケでもないようです。
（今日の実力だと、こんなもんかなぁ。。）
と思いつつ、それなりに頑張って走っていました。
序盤のある周、下のコースに下りていくジャンプの着地で、なんだかとても不安定な挙動になりました。
（なんだ？なんだ？？）
と思いつつ、アクセルを開けると、
『ファーーーーン』
とエンジンが空回りします。
（アレレ？？ギアが抜けてしまったのか？？）
シフトペダルをガチャガチャ動かしても、後輪は駆動しません。ミッションが壊れた時のような異音もありません。
（これはチェーン切れかな？？）
コースの端で単車から降りて、チェーンを見ると、、やっぱりチェーンがありませんでした。トホホホー、ツイてなーい、、ＤＮＦです。
コースの少し下った所で止まってしまったので、単車をパドックまで押して戻らなければいけません。こりゃ疲れるぞー、と思ってたら、仲間のこやーんが来てくれて、押して帰ってくれました。すげー、オレってワークスみたいー！（ホントありがとー！）
トボトボ歩いていると、ちょうどチェッカーが振られていました。＃５塾長が高いテーブルをワンハンドのガッツポーズで跳んで、１位でゴールするトコロでした。むむむむ、やるなぁ。オレもいつか、ビリでもいいからアクションジャンプしたいぞー！（←しなくてよろしい、と天の声）
【ＮＢオープン決勝】
気を取り直して、イってみよう！で、よーい、ドン！ヨシ、今回もそれなりに良いスタートです。６〜７位あたりだと思います。ワタシがマディな路面を苦手としているせいか、練習不足なせいか、ペースが上がらないのは自覚しています。案の定、ズバスバ抜かれまくります。スタートが上位なだけに、一層それを強く思い知らされます。＃１１３河口選手にはタイトターン入り口でアウト側から被せられて抜かれたりしました。情けなーい。。＃８０松田選手に一旦抜かれて、ジャンプを跳んで抜き返したりしましたが、コーナーで抜かれてからはドンドン離されて視界からいなくなりました。オレ遅〜い。。
ある周、＃７４辻選手に抜かれました。あぁ、速いなぁ、バテバテで追いつけないよー、、と思っていると、転倒してます。それを横目で見つつ、周回を重ねていると、また抜かれてしまいました。オレ、よっぽど遅いんだなー。。
またある周、＃２９阿間選手と＃５塾長にまとめて抜かれました。抜かれてすぐ、長いテーブルトップジャンプの着地から少し進んだところで、目の前で２人が絡んで転倒！！コースが塞がれて、ワタシも突っ込みそうになりましたが、ほぼ一旦停止してから、右に避けるコトができました。ホッ、危なかったー。
で、ヘロヘロとゴールしました。（後日、ＭＦＪのＨＰで確認すると１３位だったそうです。）結局、スタートが良くても悪くても、この順位なのは、この程度の実力なんでしょう。。
【まとめ】
復帰レースとしては、ま
こんなもんってコトで一応納得するコトにします。なにより久しぶりにレースの土俵に上がれたし、とても楽しかったですしね。
昇格については、、ちょっとコメントしづらいんですが、正直云って、ＮＡでやっていける程の経験も実力も無いのは、誰よりも充分に自覚してます。でも、なりゆきながら、なりふりかまわずフルエントリーしてきたのも事実です。そんな中、意図的にＮＢに残るのも尊大な気もしました。ま、これから徐々にＮＡらしくなっていければいいなぁ、と何となく思っている次第です。
ＮＡ昇格が「とても嬉しい」って感じではなく、「静かな達成感」だけがあるような、そんな感じです。そして２周しか走れない現状を嘆きつつ、１５分間の決勝を思い、気が遠くなる今日この頃です。
２００５．１１ ＴＣアニキ
