特別編

'06近畿モトクロス選手権シリーズ第6戦

オートランド生駒 2006年6月4日

■参戦レポート:06年近畿選手権第6戦 オートランド生駒(06年6月4日)

実はこのレースの前週土曜日の練習で、コケてちょっとケガをしてしまいました。レースにエントリーするかどうか、とても悩んだのですが、1週間あれば回復するかも、との期待を持ちつつ、エントリーしました。

 

【レース前日】

 前日から仲間が家にやってきてくれました。(レース日もサポートしてくれるってコトなので、助かります。)実はケガしたトコロが痛くて自力でタイヤ交換もできなかったりするのですが、こんな状態だしタイヤなんてどうでもいいかな、とも思ってました。

仲間:「よーし、じゃあタイヤ交換するぞー!」

ワタシ:「でも明日、やっぱりスゲー痛くてエンジン始動できなかったら、その瞬間リタイヤするんだし…」

仲間:「No!タイヤは新品に交換だ!新品タイヤは必ずイイコトがあるのだ!」

ワタシ:「でもでも明日、走ってみてスゲー痛かったら、やっぱりリタイヤになるし…」

仲間:「No!No!新品タイヤがココにあるんだからとにかく交換なのだ!その意気込みこそがMXのカミサマへの帰依なのだ!新品タイヤはライバルへの威嚇効果もあるのだ!」

ワタシ:「今のオレにライバルもヘチマも無いよ。。それにタイヤがサラでも、きっとビリ…」

仲間:「Yes!心配無用!骨は拾ってやる!安心して無理してくれ。」

 

【練習走行】

 キックは踏めるし、エンジン始動も出来ました。走ってみると、うん、なんとか走れます。ジャンプを跳んでも、とりあえず大丈夫です。よし、レースに出よう!(でも出走台数が多ければ、出走の決心が出来なかったかも。。)

 

【NA2決勝】

結果:『20位』

スタートは悪く、ほとんどビリです。そのままビリになってしまいます。1周目の終盤、小さいRの左コーナーで前輪からボテっと転倒。幸いエンジンが止まらなかったので、起こしてすぐ再発進。少し離れた前に2〜3人が見えます。追いつきたいぞーと思い、走り続けますが、踏ん張るとケガを悪くしそうで、思い切って走れません。ジャンプだけは跳ぶのですが、ペースが上がらず、前のライダーが離れていきます。挙動が乱れた時に修正する自信が持てないので、少し後輪が流れただけでビクビクしてしまいます。あぁ、、これではイカン。。

気持ちを切り替えることができず、そのままチェッカー。ビリです。

 

【NA1決勝】

結果:『6位』

スタート待機場でエンジンをかけると、なんだかエンジンから異音と振動がします。すぐにトランポまで戻ってちょっとだけ確認してみますが、パっと見たトコロくらいでは問題は見当たりません。エンジンの中のベアリングなのかな?

壊れたらどうしよう!と不安を持ちつつ、よーいドン。単車と体の不安の相乗効果で、もう全くダメダメです。エンジンは何だか低回転からの加速がとても悪いような気がしてきて、かといって上まで回すのも恐くて。。しばらくは#23やっさんと#197田口さんが見えてましたが、どんどん離れて見えなくなりました。中盤、ワタシを抜いていったはずの#71渡部がスローダウンしてるので抜きました。彼は次の周、そこで止まってます。どうやらマシントラブルのようです。(次はオレの番か??)とビクビク走ってましたが、なんとかチェッカー。

 

【NAオープン決勝】

結果:『13位』

これが今日の最後のレースです。このレースでケガが悪くなっても、もう今日はレースが無いので、思い切って行こうと決意します。クジを引くと、3番!よし、MXのカミサマは俺についてる!

そしてよーいドン!大成功ではありませんが、それなりに成功でヒトケタ順位で1コーナーを抜けます。前は#05岩手くん、2周くらいは背中が見えてましたが、少しずつ離れていきました。序盤、何台かに抜かれた後、自分なりに一杯イッパイで走り続けました。中盤(序盤?)後ろから4ストの音がします。ズバンと抜いていったのは#07竹田くん!しばらく走って、次に抜きにかかってきたのは#60イッセイくん!並んだのでちょっと突っ張ってみましたが、やっぱり抜かれてしまいました。前はどんどん離れていき、後ろの気配から、何となくワタシが先頭のトレインのようです。サインボードによると13位のようです。むむむ、何としてもこのままゴールしたいぞー!!フルターンのコーナーで後ろを見ると#09山本さんのようです。NA2では逃げられてしまったけど、今度はヤラれたくないぞー!

スタート地点あたりのフラッグマーシャルが青旗を振っています。周回遅れにされるのはいつものコトなので(涙)後ろを見ると、、アレ??まだトップは来てません。それから半周位走って、ようやくトップが後ろからやってきました。排気音の迫力で解るコトが多いのです。(ちょっと青旗を振るのが早過ぎるような。。この場所しか青旗が無いみたいでした。)

終盤、Wの下の右コーナーで#71渡部がインを回り、アウトにはらんで抜いてきました。ぶつかりそうになり、なんとかこらえてる間に抜かれました。うーむ、、ヤラれてしまった。が、その次の周、渡部はエンストしたらしく、止まっています。

懸命に走り続けて、なんとか順位を維持しつつ最終ラップ、コース中盤の下り坂にさしかかる辺りで黄色い4スト車がチラリと横に見えました。(抜かれたくなーい!)と思いつつ何とか突っ張って、ゴールに向かう直線まで来ましたが、そこで抜かれました。ガッカリしつつ、ゼッケンを見ると、#03新城くん!(アレ??うわっ!もしやラップ遅れにされるトコロだったのか??)と思い、レース後すぐに新城くんに訊いてみると、、やっぱりそうでした。気付かずにゴメンね、と謝りました。

こうして13位でした。

 

【まとめ】

この日、最後のNAオープンでやっとレースが出来て、本当にホっとしたような、安心したような、嬉しかったような、、何だかレース後、言葉にできない思いでした。もちろんイバれるような順位でもないのですが。

あと、これは要望ですが、各コーナーのフラッグマーシャルが青旗をお持ちでないようでしたので、持って欲しいな、と。トップ争いはもちろんですが、周回遅れのライダーだってレースをしています。もちろんいつも周回遅れにされてるワタシは上位争いのジャマをする気など毛頭ありませんので、各ポストのマーシャルから青旗で知らせてもらえると大変助かるのです。もっとも上位ライダーはワタシ以上にそれを望んでいるのかもしれませんね。(全日本のA級でもモメたりするみたいですね。)

2006.6
TCアニキ

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