特別編 特別編
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前日の土曜に家で整備をしていると、昼過ぎから激しい雨が１時間程 降りました。かなり不安になりましたが、名阪は大丈夫だったようです。ホッ！ ただし猛烈な暑さになりそうです。。
【完熟歩行】 歩いてみると、あらためて「サンドだなー！」と強く思いました。また歩いたのは朝の７時頃でしたが、すでに結構なムシ暑さです。（今思えば今回のキーワードは「サンド」と「暑さ」だったのかも。）
【練習走行】 走行時間は１０分です。ドライの名阪は鎖骨を折った去年の夏以来の走行です。さて走ってみると、先週の練習ではイケてたけど、最後にコケてしまった（イケてないやん。。）ウープスを２コ２コで通過できません。（またコケて骨折したら…）とビビリミッタ−が効いて、体が硬直しているようなのです。速い人は３−３−２だというのに、２コ２コでさえイケないとは。。 それ以上にサンドのコーナーの走り方が全く解りません。常に失速状態です。ウープスでリズムに乗れず、コーナーも走れないまま練習走行が終了してしまいました。ウープス手前のダブル（ミレニアムジャンプと呼ぶそうです）は何の問題もなく跳べるのですが。。 走行後、色んなライダーをつかまえて質問しまくりました。どうやらウープスは右のラインだと簡単にクリアできるらしく、速い人は左のラインでバトルを想定した練習をしてたとの事です。おまけにシフトは落とさないらしいです。（ワタシが見たライダーはシフトを落とし、左を通っていたような。。）よーし、イイコト聞いた！早速マネしよっと！コーナーについてはかなり開け開けでないといけないようです。これはすぐにマネできるワケでは無いなぁ。 色々訊いてみるのですが、多くの人が使ってるギアを憶えてないのです。ひょっとしてイジワルされてるのかなぁ、いや、そんな感じじゃ無かったなぁ。ギアの段数なんて気にしなくてイイのかなぁ。
【ＮＡ２決勝】 結果：『ビリ』 練習走行の感じで解ってました。（このチョーシだと１位だ、、後ろから。）いやいや、ビリはイヤだー！で、よーいドン！ スタートの反応はそんなに悪かったワケではありません。でも１コーナーでイン側から入られ、アウト側から寄せられ、１コーナーを過ぎた頃、いきなりビリでした。きっと気持ちが弱いせいです。。 目の前は＃２３やっさん。１周目、一気にチギられる事はありません。普通に一緒に走れます。（よーし、きっと抜けるぞー！）そんな事を思いながら、ウープス手前のダブルジャンプに来ました。（よーし、ココで抜くぞー！やっさんは跳ばないハズだ！）跳ぶ気マンマンでしたが、やっさんから前の数台は皆 跳んでいないのです。（ムムム、跳べない…）ぶつかりそうで恐くて跳べません。 ウープスは右のラインだと２コ２コで行けました。ホッ。ちょっと安心。でもこんな事を本番中に確認してるようではハナシになりません。 やっさんの前は離れていきました。ワタシはやっさんの少し後ろを走り続けてます。中盤のある周、＃８０松田さんがウープスでコケてます。その頃、上位に周回遅れにされ始めました。一度抜いた松田さんに抜かれ、上位にラップ遅れにされ、やっさんも見えなくなりました。ワタシはペースが解らなくなり、おまけにバテてフラフラになってきました。ブッチ切られてしまってます。。気持ちまで弱くなってしまい、そのままチギられ続け、単独トップ（後ろから）でゴール。予想通りかもしれませんが、、情けない。。
【ＮＡ１決勝】 結果：『８位』 よーいドン、ですが、１コーナーを過ぎるとビリ。これはやはり気持ちの問題かもしれません。気を取り直して走っていると、どうやらワタシにとって名阪と２スト２５０は相性がイイようです。なんだか気分よく走れます。ブイっと開けた時に一瞬で車速が乗るのと、エンブレが効かないので速度が落ちにくいのがイイのかもしれません。仲間がサインボードでラップタイムを出してくれたのでテンションを保つコトもできました。ま、それでもビリを走っていたのですがペースはさっきより良さそうです。少なくとも気持ちの上では少しはイイ感じなのです。サンド路面の名阪に少しは慣れてきたのかもしれません。 中盤、＃７１ワタナベがコケてます。抜いて走っていると、スネークの上り（と呼ぶの？）で抜かされました。でもその後は付いていけるペースです。きっとバテてるのでしょう。（よーし、ビリはビリでもチギられてないぞー！） 終盤、ワタナベの前に＃３山本さんが見えてきました。そして一気に近づいてきました。きっとバテバテなのでしょう。視界に２台が見えたワタシの気分は盛り上がります。（２台とも抜くどー！！）ま、意気込みはともかく、ワタシもバテバテですが。 ある周、ワタナベはウープス手前のダブルを跳びません。ここぞとばかりにワタシは跳んで、着地で真横に並びました。並んでウープスを通過し、前に出ました。よーし、次は山本さんだー！フィニッシュジャンプではＬ１のボードが出ています。そして最終ラップの１コーナーで山本さんを抜きました。（このまま逃げるどー！！）ところが、すでに力尽きていたはずの山本さん、下っていくトコロの右コーナーでインから抜いてくるのです。ゾ、ゾンビだー！確かにワタシのペースは落ちまくっていましたが、ヤラれてしまったー！その後の１周、山本さんはとにかくインを空けません。そして直線は開けます。ダブルも跳びます。あれだけペースが落ちてバテていたハズなのにー！最終ラップにスゲー根性だー！（ムムム、、抜けない。。）そのまま根性負けしました。
【ＮＡオープン決勝】 結果：『１７位』 ＮＡ１の後、ＮＢのレースをはさんで１５分後くらいにＮＡオープンです。この強烈な暑さの中、こんなに短いインターバルでもう１レース走るなんて。。ハンパじゃなくフラフラです。本当に倒れそうです。 ワタシは仲間に単車と傘、イスとお茶、そしてヘルメットとゴーグルを持ってきてもらってました。傘に入りお茶を飲んで、体力を少しでも回復させる作戦です。（どうせビリでしょ！って思ったアナタ、その通りかも！涙）グッタリしていると、島本さんが氷水の霧吹きをかけてくれました。あぁ冷たくてキモチイイ〜！おまけにオフィシャルのテント下にまで案内してもらいました。いいのかなぁ、と思いつつ甘えます。座ってると仲間が扇いでくれてます。ここまでしてもらうなんて、とんでもなくありがたい！ライダーの実力はトップ（後ろから）だけど、何とか頑張りたい！仲間の応援にも応えたい！ 出場選手が続々集まってきました。ＮＡ１に出てた人は皆、このレースも走るのですが、どのライダーも顔は真っ赤です。ワタシはジっとして体力を回復させていました。なんだか眠気がしてきます。油断するとホントに眠ってしまいそうです。（←オオゲサ？）立ち上がるとフラフラします。大丈夫なんでしょうか、皆もワタシも。 クジを引くと３番！ツイてます。そしてスタート！１周目、今回はビリではありません。前に＃０７竹田くん、後ろに＃８８森居選手です。さすがに２人は先に行ってしまいました。前はまたしても＃７１ワタナベ。ワタシよりコーナー出口の開け始めが早く、開けっぷりも良いようです。でも付いていけます。早くバテてしまえー！と思っているのに、ワタシが先に音を上げてしまいました。。前が離れていく、この悲しさ。。それにしても、苦しいー！ 色んな人がコースサイドで応援してくれてるのが見えます。でも頑張ってるつもりなのですが、ペースを上げるコトができない自分が情けないです。終盤、少し後ろに＃２３やっさんが見えてきましたが、そのままフラフラとゴール。
【まとめ】 名阪ではサンド路面と、平均速度が高速である事に悩みまくりました。前週と前々週に練習に来たのですが、どちらもマッドでの練習だったので、ドライの練習ができていないのも一因かと思われます。 サンドコーナーでの失速、これが今回の最もいけない点だと思います。サンド質路面のコーナーが本当に難しかった。。いつも思うのですが、コーナーが遅いのはワタシの致命的な弱点です。ＮＡ２の序盤以外、ミレニアムジャンプは全部跳びました。下っていくトコロの下りながらのデッカイジャンプも何度も跳び越せました。でもジャンプなんて跳ばなくてもコーナーが走れればもっと速く回れるはずなのです。 それにしても名阪の下区間に下っていく、ドライの直線にはビビりました。デッカイジャンプの着地の衝撃にも驚きました。４速（！）のまま壁のような斜面を踏み切って、いつまでも空中を高く上がりつつ前に進み、そして下に落ちていくあの移動距離、その滞空時間にビンビンきました。あの区間を全開で行くとスゴイ迫力なんだろなぁ。全日本の時、あそこに観客席があれば、迫力あるだろなぁ！ あと、皆がラインを色々と見極めていて、ワタシにそれが出来ていないコトもあらためて強く感じました。より速く、より楽に走るためには、やはりラインは重要なんですね。
２００６．８ |
