特別編 特別編
■ＴＣアニキによる参戦レポート
【試合前日のコト】
亀岡でのウイナーズと言えば、ハードコアなセクション設定で有名です。（←ワタシが勝手にそう思い込んでいるだけかも？笑）
やはりセクションの下見をしたいので、試合前日に亀岡に出かけました。試合直前なので、ボチボチと軽く走るつもりでした。が、、ついつい大きめのステアにチャレンジしてしまいました。そのステアの見た目にビビって体が硬直していたからか、ステアを越えた後、暴走モードに入り、転倒してしまいました。イテテテテ。
【転倒のダメージ】
軽くコケただけなのに右腕のヒジを強く打ったみたいで、ウエアが破れています。体を確認すると皮膚の一部が欠損していると共に、関節の頂点あたりが１センチ程 腫れあがっています。動かそうとすると非常に痛いのです。ちょっと単車を動かしてみましたが、やはりかなり痛くてとても乗れません。
（アチャー、やってもうた〜。自業自得やなぁ。毎度のコトながらオレは愚か者や。。でも骨は折れてないしラッキーやな！しょーがない、明日はサダオヤヂのマインダーをやってやるとしよう。ま、たまにはそんな経験もイイってもんだ。）
そう思って、帰宅しました。
【翌朝のコト】
翌朝、起床してみるとヒジの可動範囲が昨日より明らかに広がっています。
（アリャ？けっこう回復してるかも？？ほな走ろかな。）
昨日の予想では痛みと腫れが増して、とても乗れないと思い込んでいたのですが、予想以上に回復が早く、なんとか乗れそうなのです。朝からあわてて準備して、単車にゼッケンを付けてクルマに積み込んで、やっぱり出場するコトにしました。
【当日の朝】
朝から雨が降り続いていたのですが、けっこうな人数の参加選手が来ています。皆、ホントに好きなんですね〜！本当なら昨日、練習が終わってから後タイヤを比較的新しいモノに交換するつもりだったんだけど、痛くて整備どころじゃなかったし、もう出ないつもりだったので、古いタイヤのままなのが少し気がかりです。ま、いいや。どうせ大して結果は変わらないだろうし。フとサダオヤヂの単車を見ると、なんと！前後に新品タイヤが組まれているではないですか！いつもながら気合いの入ったヤツです。
【試合開始】
今回はどのセクションから走ってもイイとのコトですが、連続トライは禁止という部分は標準的な決まりでの試合です。とりあえず第１セクションから順番に走るコトにしました。
やはり中々セクションインできず、多くの人が走るのを確認してからでないと走る気になれません。えぇ、そうです、恐いのです。トライアルを始めてから、平均すると週に１度程度は走っている亀岡なのですが、設定されたセクションには走ったコトが無い岩やラインがほとんどなのです。不思議なコトに、今まで見たコトも無い岩や木が突然、出現するのです！（←そんなワケは無い。今まで見えてなかっただけ。）
あ、ワタシがモタモタしてる間にサダオヤヂは行ってしまいました。１ラップ目、全１０セクション中の９セクションまで終わった時、昼休みになってしまいました。はい、午前中一杯を費やして、１ラップもできていないのです。途中、ＹさんとＮさんに訊くと、もう３ラップ目だそうです。やっぱりかぁ。ワタシ、今回も遅いんだなぁ。。
【１〜９セクションの印象と結果】
●第１セクション
印象：セクション出口に設定された岩のステアは走ったコトが無いし、セクションに入ってすぐのタイヤのターンさえ自信なし。気合い入れて走らないと足が出る、または岩を越えるコトができなくて５点かも。
＞ 結果：３ラップともクリーンできた！ホっとした〜！
●第２セクション
印象：セクション出口に設定された岩乗りとそこから降りるのは非常に恐怖。こんなトコ、走れるんだろうか？
＞ 結果：３ラップとも３点。まともに岩に乗れない。しかも５点をとられてもおかしくないような情けない３点。
●第３セクション
印象：最初の木と木の間を抜けるのがまず恐い。石だらけの斜面でのターンも自信なし。
＞ 結果：３ラップともクリーン！思ったよりイケてウレシー。
●第４セクション
印象：最初の濡れた丸太で足が出そう。その次の右ターンはムリっぽい。
＞ 結果：案の上、ほとんど３点。１ラップ目なんて、気にしてなかった岩のある斜面で５点になりそうだった。
●第５セクション
印象：沢の中から岩だらけの中をターンして、最後は大岩に乗って降りる、難しいセクション。ワンミスで３点は確実。（ワタシが出てなかった前回のファミトラで、同じ場所でコレより少し易しいセクションが出題されていた。たぶん。）
＞ 結果：なんとクリーンが２回！予想外でめちゃ嬉しい！偶然と幸運、そしてボイラー効果のおかげ！？
●第６セクション
印象：中盤のターンしてすぐのステアがキモ。
＞ 結果：２ラップ目、その岩を上れずに５点。涙。おまけにクリーン無し。
●第７セクション
印象：今まで１度しか走ったコトの無いヒューム管越えが恐怖。その後のステアもイケる気なんか起きない。終盤のターンもどう考えたって厳しい。ワタシにとっては非常に難易度の高いセクション。
＞ 結果：２ラップ目は予想通り３点だが、他は１点！もしや好調？
●第８セクション
印象：ココは走ったコトがある場所だし、イケそう。クリーンセクションだな！
＞ 結果：ところが、１ラップ目に２点。情けない。。
●第９セクション
印象：ココも走ったコトがある場所だけど、ステアの前の助走が非常に短く厳しい。おまけにヌタヌタのドロドロ。
＞ 結果：予想通り、ほとんど３点。トホホ。
【そして第１０セクション】
今回の試合のハイライトだと思います。（←勝手に思っておけ！）一度も走ったコトの無い
岩の連なる斜面のラインを上るセクションなんですが、岩に泥が乗っていて、良く滑ります。１ラップ目は途中で滑って岩から外れてしまい、横向きになってバタバタと足をついて、なんとかセクションアウト。もちろん３点です。２ラップ目は何とか上まで行けたのですが、コケかけて足が出て１点。そして３ラップ目、コレを終えたら試合終了です。残り時間は５分くらいです。とにかくクリーンで気持ちよく終えたかったのです。最後がクリーンだと、オールクリーン（←絶対あり得ない！）みたいな気分で終われると思うのです。（特に単純で記憶力に乏しいワタシにとっては。汗）なので、さんざん下見して、落ちないように岩のトコロにサダオヤヂに立ってもらって（←走り終えていたのでお助けマンに来てもらいました）、気合い１００％で走りました。途中、何度か叫んでたと思います。
すると、なんと！狙い通り、クリーンできました。セクションを出てからは絶叫せずにはいられませんでした。とにかく嬉しくて嬉しくて、もう爆発しそうでした。一度叫ぶだけでは発散しきれず、もう一回叫んだかもしれません。（これはボイラーの蒸気が声になってるだけなのです！？）
オブザーバーの方にも笑いながら
「やったなぁ、良かったなぁ！」
と云ってもらいました！でも顔にはハッキリと
（コイツ、大げさなヤツやなぁ。）
とも書いてありました。笑
でもね、ホントに嬉しかったのです！本当にシビれて、魂が震えたのです。地球に生まれてヨカッタ〜！（←オオゲサですが、、本音。苦笑）
【結果】
●サダオヤヂ：２２位（３３台中）
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
●ワタシ：８位（３３台中）
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【まとめ】
２２位のサダオヤヂは、この結果に不満の様子です。でも こうしてスコアを並べて見てみると、やはり同じような傾向ですね、５セクと１０セクで差が付いてる感じでしょうか。ん？オヤヂは６セクでクリーンを出したのか、、ヤルな！クヤシー！！
で、ワタシですが、な、な、な、なんと！８位でした！！まさしく予想外です。今回はケガの回復も結果も、ホントに予想外です。こんなコトってあるんですね！たぶん前日にコケてたワリに調子は良かったのだと思います。何より運も良かったのだと思います。上手な選手達はミスを繰り返してしまっていたハズです。この順位はどう考えても出来すぎだからです。ま、次の試合では確実に馬脚をあらわすに違いありません。ラッキーは２度も続きませんからね。乞うご期待！汗
２００７．１０
ＴＣアニキ
