特別編 特別編
今回、初めて“きねづか”クラスにデビューしました。いやはや、“きねづか”は難しかった！
【試合開始】
パーティを組んで、１０セクから走り始めました。むむむっ！やはり難しい！走ったコトも無いラインばかりが続出します。そんな中、クリーンが出ると感動的です。あぁ、そんなトキだけは、もうタマらん快感！でも実際にはほとんどがボコボコで落胆。。
【各セクションの印象と結果】
●第１セクション
印象：この前のウイナーズ１セクをさらに厳しくした感じ。えっ？２連続のタイヤ越え？最後の岩ステアの前に、もう１コのステア？？良くて３点、普通は５点って感じ。。
＞ 結果：２ラップ目のクリーンは奇跡そのものです。
●第２セクション
印象：この前のウイナーズ３セクをさらに厳しくした感じ。木と木の間を抜けて、すぐの左ターン、そしてすぐ右ターン。こんなターン無理ですわ。もうホントに難しい！
＞ 結果：ほとんど３点。
●第３セクション
印象：沢から上って、石だらけの路面でターンしていくセクション。
＞ 結果：２ラップ目だけクリーン。他は２点。。ヘタだなぁ。
●第４セクション
印象：インして左ターン後すぐのオーバーハング岩のステアは厳しい。出口近くの丸太も苦手だし、足が出そう。
＞ 結果：岩はなんとか越えるコトができ、５点は避けられた。クリーンも出た！
●第５セクション
印象：とても小さいステアから、枯れ沢をターンしていくセクション。
＞ 結果：クリーンが１回だけ。ホンマにヘタだなぁ
●第６セクション
印象：中盤の岩の横から上っていくトコロにある石がキモ。
＞ 結果：そのキモの小さい石が越えられない。下りながら前輪が上げられない。ボロボロ。トホホ。
●第７セクション
印象：セクションアウト直前のターンと坂がキモ。
＞ 結果：イケると思い込んでいた 入ってすぐの小さい石をマトモに越えられなかったり、その石のマーカーを飛ばしてしまったり、途中でコケてしまったり、ドヘタ。
●第８セクション
印象： 序盤の岩降り、その後のターン、終盤の岩越えと、かなり難しい。
＞ 結果： １ラップ目、クリーンかと思いきや、最後の石を越えるトキにコースアウト、５点。
●第９セクション
印象：序盤、４コ位の岩の上を走って、最後に大きな岩を越える。序盤も最後も、恐いよ〜。
＞ 結果：思ったよりイケた！本番は気合いが入ってるからなかぁ。
●第１０セクション
印象：坂にある埋まった岩を上って降りて、坂でターン。いかにも足が出そう。
＞ 結果：思ったよりイケた！でもまさか３ラップともクリーンとは驚き。
【結果】
●サダオヤヂ：２位（１９台中）；アッパービギナークラス
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●ワタシ（ＴＣアニキ）：１５位（２０台中）；きねづかクラス
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サダオヤヂはアッパービギナーで２位！大したモンです！ワタシ、ＵＢでそんな順位になれたコトがありません。
なのにオヤヂは
「もうナカムラさんだってアニキだって、知ってる人は皆 ＵＢに居ないじゃないか。オレは取り残されてるんだ。。皆がＵＢに出てたら、オレは負けてるに決まってるよー。オヨヨヨ〜。」
なんて云うのです。手放しで喜んでいる感じでもありません。まったく、、せっかくの上位なんだから素直に喜ぼうぜー！そんなにシリアスになるなよ〜。もっとシンプルに、ラクに、軽〜くやろうぜ〜。
で、ワタシはきねづかで１５位と、ま、こんな程度です。ビリじゃないだけメッケもんですね。とにかく多くのセクションをマトモに走れないし、マトモに乗れない、、悔しいなぁ。ま、いいや。
【８セクでの事件】
一緒に回っていた“ナカムラ ザ
アグレッシブ”さんのコトです。８セクの１本目、きねづかでも行かなくてイイ、２段ステアを果敢に越えました！うおぉ〜！スゲー！！ところが、２段ステアを越えてから真っ直ぐ行って、コーステープを跨いでしまって、あえなく５点。皆で爆笑です。
中村さんは最初から こう云ってました。
「今日はポイントも関係ないし、行きたいラインを行くんだ！挑戦するんだ！岩をやっつけるんだ！！」
熱い！熱すぎる！！ナカムラ ザ
アグレッシブ、サイコー！！ほんまグレイト！惚れてしまいそう〜！いや、もう惚れた！！
同じ８セクの２本目、普通は横から降りる岩を、なんと！！中村さんは真正面から２段続けて降りて行ったのです！！スゲー！スゴ過ぎる！！そんなトコ、よう行かんわぁ！そのラインってＮＡ超級かも！？
と思うや否や、中村さんの単車はアンダーガードが下の岩に激突し、単車もろとも大前転！１メートルはあろうかという岩の上から、激しくマトモに前転です。タダゴトでは済まない雰囲気に急いで駆け付けると、中村さんは顔を歪めて痛そうです。訊くと鎖骨が折れているそうです。５回目の鎖骨骨折（！）らしく、骨折のベテランなので、きっと正確な自己診断なのでしょう。
ワタシは思いました。
（ナカムラ ザ アグレッシブではなく、“ナカムラ ザ クレイジー”だ！！）
ナカムラさんを病院に搬送するべく、単車をトランポに積み込んだりしました。そして無事に（？）病院行きになりました。
こんなコトを云う人々がいたかもしれません
「何をトチ狂ってたんだ？一体、何を考えてたんだ？頭がオカシクなったのか？なぜ、あんなラインを行ったのか、行かねばならなかったのか？まったく理解ができない！クレイジーだ！」
そうかもしれません。確かにそうなのかもしれません。多くの人がそう思うのかもしれませんし、一見クレイジーに見えるのかもしれません。でも、この日、黙っていましたが、ワタシには何となく解るのです。いや、ハッキリ理解できると云っても過言はありません。
「ナカムラさんはトチ狂ったワケでは無い！極めて正常な精神状態だったのだ！！』
ワタシが思うには、簡単なハナシなのです。
『なんだかヤリたくなった。だから、ヤリたいようにヤった。』
ただ、それだけなのです。イキたくなったんだから、仕方ないではないですか！結果的に骨折してしまったのは本当に残念な事ですが、それは自分自身が反省すればいいだけの事ではないですか！（←なぜか自分のコトのようにムキになるワタシ）
もし日本中があの自爆的（？）な走りを非難したとしても、ワタシが援護いたしましょう。たとえ世界中が理解しなかったとしても、ワタシは心底、理解いたしましょう。ナカムラ師範に敬意を表すと共に、一日も早い復活をお待ちしております！最敬礼〜！！
２００７．１０
ＴＣアニキ
